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2024/10/28Ocean商店街の旅(記事)
Ocean商店街の旅 新潟県長岡市『佐藤豆腐店』さんに行ってきました。

今回の「Ocean商店街の旅」は新潟県長岡市栃尾(旧栃尾市)です

長岡市は、新潟県の中南部に位置し、県庁所在地新潟市に次ぐ第2の市です。

 

 

本日の旅の目的地栃尾地域には、鉄道がなく最寄駅は約16キロほど離れた上越新幹線と信越本線が乗り入れるJR長岡駅から出発します。

長岡駅から、車で東へ山道を約30分、棚田が並ぶ里山の峠を進みます。

 

 

トンネルを抜けると長い雁木(雪よけの屋根)が続く、昭和の風情を感じさせる商店街のある栃尾に到着です。

 

 

ここで立ち寄りたい場所があるのですが、この127段の階段の先です。

頑張って上りましょう。

 

 

火伏せ(ひぶせ)の神として名高く「火防日本総本廟秋葉三尺坊大権現」として崇敬される秋葉神社(あきばじんじゃ)です。

この神社は、1551(天文20)年、上杉謙信が常安寺の守護神として遷したとされ、遠州秋葉(静岡県)と並び徳川幕府から裁可され江戸時代から現在に至るまで多くの参拝者を集めています。

 

 

裏手に続く奥の院の総欅彫りの彫刻は、「日本のミケランジェロ」と称えられる石川雲蝶と小林源太郎により、8年の歳月を掛け1858(安政5)年に彫り上げられました。

 

 

土台より破風(はふ)に至るまで見事な彫刻で飾られ、見る人を圧倒します。

特に烏天狗と牛若丸の場面は圧巻です。

 

 

かつて栃尾は軍馬農耕馬の一大生産地で、大規模な馬の競り市「馬市」が開かれていました。

栃尾名物「〇〇〇〇」誕生の一説にも「馬の売買が成立し、証文(契約書)代わりに酒が酌み交わされる際、豪快に手づかみで食べられる酒の肴として考案された」とあり、馬市との関りが伝えられています。

現在では、馬の競り市こそなくなりましたが、「うま市」と名を変え、露店で賑わう行事として今でも賑わいを見せています。

 

 

秋葉神社から車で5分ほどで旅の目的地赤い看板が目印の「佐藤豆腐店」さんに到着です。

 

 

早速、お店のカウンターで注文しましょう。

 

 

紹介したかったのこれなんです。

先ほどの馬市が誕生の一説といわれる栃尾名物「あぶらげ」です。

 

 

佐藤豆腐店のあぶらげは数ある栃尾の油揚げ屋の中でも1,2を争う厚さ。

その厚さ故に機械で揚げることは不可能で、すべて職人の手による手揚げでなければ揚げることができません。

 

あぶらげに穴が空いています。

これは栃尾揚げの特長の一つで、揚がったあぶらげを油抜きする際に長い串にどんどん刺していきます。

串刺しにしたあぶらげをぶら下げた状態で油をしっかり切ります。
これにより油抜きが不要。
油抜きをしなくても食べられる栃尾揚げはあぶらげ本来の味をしっかり味わっていただけます。

 

 

さっそく、おかあさんが目の前で揚げたアツアツを、カウンターにあるしょうゆと七味をかけていただきましょう。

店前のベンチに腰掛け青空を眺めながら味わう「あぶらげ」はふっくらしていて、しっかりと大豆のうまみが感じられます。

辛すぎないしょうゆと相まって美味しい。

大きな一枚をあっという間に完食です。

ごちそうさまでした。

 

 

道の駅R290とちおの店舗でもアツアツを味わえます。

全国的に有名になったのは最近ですが、その歴史は古く長い時間の中で受け継がれ守り抜かれてきた佐藤豆腐店のあぶらげを是非食べていただきたいです。

 

 

【今回ご紹介したお店】

佐藤豆腐店

所在地:新潟県長岡市金町2-3-11

TEL:0258-52-2558

 

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店舗詳細 / Ocean商店街

 

【過去のOcean商店街の旅はこちらから】

 

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