新潟県の中心地である新潟市は、開港150年を迎える歴史ある港町。おしゃれなショップが集まる商店街やワイナリーなど見どころがいっぱいです。白鳥飛来の地・瓢湖やチューリップの産地として知られる五泉など、地域色豊かな観光をご紹介します。
◎県内随一の絶景スポット -朱鷺メッセ Befcoばかうけ展望室ー
朱鷺メッセの31階の展望室は地上約125mに位置し、日本海側では随一の高さを誇る絶景スポット。
日中は佐渡島や五頭連峰などが一望でき、夕方には刻々と色が変化する夕焼けを、夜は夜景を楽しむことができます。展望室にはカフェも併設されているので、食事をしながらゆっくり過ごすのもおすすめ。現在は命名権を取得した株式会社栗山米菓の主力商品の名を冠して「Befcoばかうけ展望室」という名称に変わり、展望室限定商品なども販売されています。
◎越後の豪農の暮らしを今に伝える -北方文化博物館(豪農の館)ー
越後の大地主・伊藤文吉氏の旧日本邸を改修した博物館。8,800坪(サッカーコート約4面分!)の敷地には、帳場や茶の間として使われていた主屋棟や書院造の大広間棟、茶室などが構えられ、明治期の豪農の暮らしや文化を感じることができます。洗練された庭園にある大藤棚も見どころのひとつ。毎年4月下旬になると樹齢150年の大木に可憐な花が房状に咲き、庭園に甘い香りが広がります。秋の紅葉ライトアップも見事。四季折々の風景を楽しめます。
◎全国に名を馳せる白鳥の渡来地 -瓢湖(ひょうこ)ー
県北東部に位置する瓢湖には、10月上旬になると第一陣の白鳥が訪れ、ピーク時の11月下旬には、冬の到来を告げるかのように5,000羽もの白鳥が湖に降り立ちます。この地に初めて白鳥が飛来したのは1950年頃のこと。故吉川重三郎氏が日本で初めて餌付けに成功し、国際的に重要な湿地を保護するラムサール条約にも登録されました。
おすすめの見学時間は早朝6時30分頃。朝焼けをバックに飛び立つ壮大な姿を眺められます。また、ここでのお楽しみはなんといっても白鳥の餌付け体験。純白の美しい姿を眺めるだけでなく、自らの手でエサを与えれば感動もひとしおです。
◎新潟・阿賀エリアの温泉
日本海へと続く信濃川と阿賀野川が、広大な越後平野を流れるエリア。出湯、今板、村杉の3つの温泉からなる五頭温泉郷や、300年の歴史を誇る岩室温泉など様々な温泉が揃います。
●五頭温泉…出湯、今板、村杉の3つの温泉からなる温泉郷。白鳥が見られる瓢湖へも近い。
●岩室温泉…多宝山の麓にある自然豊かな温泉地。初夏には蛍が見られることも。
●咲花温泉…硫黄泉で美肌効果あり。阿賀野川ライン舟下りも楽しめます。
●三川温泉…夏はキャンプ、冬はスキーやスノーボードが楽しめる温泉地。ファミリーにもおすすめです。